今年は卒業しない大学生が多い気がする。

福岡だけの話、あるいは、僕の周りだけの話かもしれない。
10月ごろからずっと、「5年生になります」という声を絶え間なく聞いている。

その理由はだいたい、こういうもの。
単位が足りない。就職先が見つからない。そもそも就職活動をしていない。やりたいことが見つからない。勉強したいことが見つかったから残る。

まあ、学費や生活費を黙って出してくれる親御さんが居てくれて、本当に有り難いね、としか言えないのだけど。

ちょっと気になるのは、僕の後輩ではあまり5年生になる人がいないこと。つまり、僕自身が大学を卒業してから出会った学生達=色んなイベントとかセミナーとか、そういったものに参加している学生ばかりから、5年生になるという声を聞くのだ。

もちろん、そういったイベントとかに参加していると、卒業できないよ!とかは思っていない。そもそも、これは統計では無くて、僕の感覚。

じゃあ何を感じているかというと、「もしかして、就活市場が完成したんじゃない?」ということ。
学生は普段、ほとんど社会との接点を持たず、就活を通じて初めて、社会との関わりを意識する。それが就活であり、内定を貰えるための唯一のルート。
間違っても就活以前に社会との接点を持ってしまうと、就活を陳腐と感じてしまい、身が入らない。

その結果、学生を卒業した後の楽しいイメージを持てず、かといって自分の腕一本で食べていく自信も無く、結果的に卒業へのモチベーションを減らしてしまうのじゃなかろうか。
「5年生になります」という声を聞けば聞くほど、こんな感覚が強くなってくる最近。